引越しのタイミングなど、ご家庭で不用品が出たとき、どのように処分するのがオススメでしょう？粗大ゴミとして行政に処分してもらうというのが真っ先に思い浮かぶ処分方法かと思いますが、意外と盲点になっているのが不用品回収業者。そこで粗大ゴミでの処分する場合と、不用品回収業者に依頼した場合で、何が違うのかをまとめてみました。
粗大ゴミ収集の意外な手間
行政が粗大ゴミとして不用品を処分してくれるということを考えれば、非常に手軽で費用もかからないというイメージがあるかもしれません。しかし、意外と知られていない手間がかかることを知っておきましょう。
処分できないものもある
行政の粗大ゴミ収集では、収集してもらえないものがあります。どこのご家庭にもあり、分かりやすいものでいえば「家電リサイクル法対象品」でしょう。具体的にはテレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機の4アイテムになります。
家電リサイクル法の対象品は、製造メーカーが回収し、内部に使われているリサイクルできる素材はリサイクルする義務が課せられています。そのため、基本的には購入した小売店に連絡し回収してもらい、小売店からメーカーに返却する流れとなります。
購入した小売店が分からない、なくなってしまったという場合は、リサイクル品回収業者に依頼することになり、行政の粗大ゴミとしては収集してもらえないアイテムになります。ちなみにパソコンに関しても「パソコンリサイクル法」があり、粗大ゴミでは回収してもらえません。
部屋からの搬出は自力
粗大ゴミの回収は、自宅の前にゴミを出して収集してもらうことになっています。マンションなどの集合住宅の場合も、マンションの前まで搬出する必要があります。
不用品として処分するものが、電子レンジや小さめのソファであれば自力で収集場所まで持って行くことも可能ですが、これが大きなタンスやダブルベッドなどとなりますと、一般人が搬出するのは難しくなります。
また、搬出自体はできたとしても、室内の壁や床に傷をつけてしまう可能性があり、特に賃貸住宅などの場合、大きな問題となってしまいます。
収集日は行政合わせ
粗大ゴミの収集は、行政に申し込みをし、行政の都合の良い日からどの日に収集してもらうかを選ぶ形になります。引越しの多い春先などは、自治体によっては2週間以上先の日程しか選べないこともあり、すぐに処分をしたいときにすぐに対応してもらえないことがあります。
不用品回収業者に頼んだ場合は？
不用品の回収を不用品回収業者に依頼した場合、上記のような煩わしい手間を減らすことができます。まず不用品回収業者は、自宅まで不用品を引き取りに来てくれますので、搬出の手間が省けます。
そして依頼した日に回収にきてくれますので、急ぎで処分したい場合などは、業者とのタイミングさえ合えば即日でも回収してもらうことが可能です。
特に回収してもらいたい不用品が複数ある場合などは、搬出の手間などを考えれば不用品回収業者に依頼するのがオススメです。
不用品回収業者の選び方は？
インターネットなどで「不用品回収」などと調べてみますと、中には「無料で引き取ります」、「どんな状態でも必ず買取ります」などと魅力的な広告を出している業者が散見されます。実際に業者を選ぶときの注意点はあるでしょうか？
違法業者に引っかからない
不用品回収業者の中には、違法行為を行っている業者もいます。悪質な業者ほど、「無料」や「買取り」の文字を誇張した広告を出す傾向にあるので注意が必要です。違法業者の中には、無料といいながら高額な請求を行う、高額な費用で引き取った不用品を違法投棄するなど、ひどい業者もいますので注意が必要です。
そこで注目したいポイントが行政からの認可の有無です。広告やインターネット上でも、優良な業者であれば必ず認可番号を提示しています。「一般貨物自動車運送」や「産業廃棄物収集運搬」の認可番号を分かりやすく提示しているかどうかを確認しましょう。
電話等の応対にも注目
不用品の回収を依頼する場合の電話応対にも注目が必要です。電話で確認が必要なのは、「見積もりにかかる費用はいくらか？」ということ。悪徳業者の中には費用に関してはぼやかした表現をし、実際に見積もりに来たときに高額な見積もり費用を請求したりする業者もいます。
さらに悪質な業者では、電話では見積もりは無料と応えながら、実際に見積もりに来たときに、「見積もり業務は無料ですが、会社とお宅の往復にかかる人件費と実費は有料です」などといって高額を請求するケースもあります。
そこで、最初の電話では、見積もりにかかる費用は、実費や諸経費、人件費も込みでいくらになるのかを必ず確認してください。そして明確な金額を提示してこない業者は疑ってかかった方がいいでしょう。
見積もり時の対応
見積もりで不用品回収業者に来てもらったときに、見積もりだというのに無理やり契約をすすめてきて、強引に不用品を持ち出すような業者とは契約しないようにしましょう。見積もりはあくまでも見積もりであり、契約は見積もりの結果を見てから決めるものです。
見積もりで呼んだのですから、よほど納得しない限りその場で契約はしないようにしましょう。
まとめ
「株式会社EHS」では、家電製品や大型家具の配送・設置と同時に不用品の回収業務も行っています。また、産業廃棄物回収収集運搬、一般貨物自動車運送に認可と共に、古美術商の認可も持っていますので、買取りが可能な不用品に関しては、回収だけではなく買取りも承っております。
お客様が見積もりを希望される場合は、誠実に見積もり対応をさせていただきますので、ご遠慮なくお申し付けください。
