家の老朽化や生活者が変化するとき、リフォームを検討します。しかし、リフォームがどのような流れによって行われるかイメージが湧かないことが少なくありません。リフォームはリフォーム会社によって流れは異なりますが、大きくはどこも同じような流れをたどります。そこで、この記事ではリフォームを行うときの流れについて3つのステップで解説します。
リフォームの目的を明確にする
リフォームの目的
リフォームを行う際には、まずその目的を明確にする必要があります。そこで一番大切なのは「何のためにリフォームを行うか」を考えることです。例えば、明るい家にしたい・掃除しやすい家にしたい・寒さや暑さから解放され快適な家にしたいなどがあります。まずは予算を抜きにして、理想の状態を想像しながら目的を考えましょう。
情報収集する
リフォームの目的を明確にするとき、役立つのは実際のリフォーム事例です。本屋や図書館に行けば、お金をかけることなく様々なリフォームの専門雑誌を見ることが出来ます。リフォーム会社の事例を紹介しているものが多いのですが、あくまでも目的を明確にすることが大切なので気にせずに読みましょう。
また、リフォーム会社のカタログはほとんどが無料で取り寄せることが出来、これも情報収集としては有効です。リフォーム専門雑誌とは異なる視点から情報を知ることが出来るため、並行して読むことがいいでしょう。もちろん、インターネットから情報収集することも大切です。雑誌やカタログには収録されていない事例を見ることも出来るので、必ずチェックしておきましょう。
優先順位を決める
多くの予算がある場合には、家の全てをリフォームすることが出来ます。しかし、予算によっては家の一部のみをリフォームするという場合も少なくありません。そのため、「リフォーム対象」という視点を持ち、優先順位を決めておくといいでしょう。
例えば、キッチン・風呂・洗面台・トイレ・リビング・玄関・外壁・屋根・耐震性能が挙げられます。築年数がかなり長い家であれば耐震性能の優先となるでしょうし、トイレが和式のままであるという場合では洋式トイレへのリフォームが優先となるでしょう。このように家庭状況に合わせて優先順位を決めておきましょう。
リフォーム会社に相談・依頼する
リフォーム会社を探す
実際にリフォームを行うためには、専門のリフォーム会社に相談します。まずは情報収集で用いた雑誌・カタログ・ネットのなかから、お気に入りの事例を多く扱ったリフォーム会社がないかを探します。あなたの地域をカバーしているかを調べてみましょう。多くは事例を紹介した片隅に問い合わせ先が掲載されています。
また、展示会やショールームに足を運ぶことで情報収集だけでなく、実際に相談することも出来ます。このとき、複数のリフォーム会社が集まっている場合には多角的に相談が可能ですし、地元のリフォーム会社が参加しているような場合には実際に依頼するリフォーム会社になる可能性があります。まずは積極的に足を運んでみましょう。
見積もりを出す
あなたの希望するリフォームがどれくらいの予算が必要であるかを、リフォーム会社に見積もりにて算出してもらうようにしましょう。想定していた予算とはズレることも少なくないため、見積もりを出すことでリフォームプランがより明確になっていきます。このとき、一社のみで見積もりを出すのではなく、複数社へ同内容で見積もりを依頼するようにしましょう。それによってかかる費用の違いが明確になります。
リフォーム会社に見積もりを依頼すると断れなくなってしまう印象を持ちますが、あらかじめ複数社に依頼していることを伝えておくようにしましょう。それによって実際に契約へ至らない場合であっても、お互いに納得しやすくなります。
リフォーム会社に依頼する
リフォーム会社との相談を終えれば、実際に依頼します。そのとき、リフォームそのものは専門家が行うため、素人は手が出せないものと思いがちです。しかし、リフォーム会社に全てを任せてしまうのではなく、実際に工事が順調に進んでいるのか、予定通りの機材や材料を使っているのか等の確認を行いましょう。
また、リフォーム終了後にはリフォーム会社立ち会いのもと、計画通りに仕上がっているのかを確認しましょう。このとき「せっかく工事してくれたから言いにくい…」等と考えず、予定と異なる点や質の低い点があれば伝えるようにしましょう。また、引き渡しが終わって生活を始めてから不都合に気付くようなときもあります。このときには遠慮なくリフォーム会社に連絡するようにしましょう。
まとめ
この記事では、リフォームを検討している方が知っておきたいリフォームの流れについて紹介しました。実際のリフォームは各リフォーム会社によって異なりますが、大きくはこの記事で紹介した流れになっています。リフォームは時間とお金のかかる大きなイベントであるため、妥協せずにしっかりと取り組むようにしましょう。
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